厚生労働省では、大学生等を対象に、アルバイトを始める前に労働条件の確認を促すことなどを目的とした「アルバイトの労働条件を確かめよう！」キャンペーンを、この4月から実施しています。多くの新入学生がアルバイトを始める４月から夏休み前の７月までの間、学生へのリーフレット配布等の周知活動や相談会も実施します。
アルバイトを採用する企業は、労働条件の書面通知が、よりいっそう求められます。

労働基準法では、労働条件の書面通知が義務付けられています。最低限記載しなくてはならない項目も定められています。「アルバイトだから、書面通知まで必要ない。」という考えは大間違い。むしろ、勤務形態が不規則なアルバイトこそ書面通知が必要なのです。

企業にとっても、労働条件を書面通知するメリットはあります。労務トラブルの多くが、労働条件が不明確になっていることが原因です。「日曜日の時給は35％割増では？」、「違います。あなたの所定休日は木曜日で、実際休んでいますよね。」こんなことがよくあります。書面で通知すれば、どちらか正しいかはすぐにわかり、トラブルにはなりません。

労働条件の書面通知は、採用する企業にとっても、働くアルバイトにとってもとても重要な事です。ひとりひとり、確実に行いましょう。

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