建設業の社会保険未加入対策
先日、建設業の社会保険未加入対策に関する、国土交通省の方との懇談会に参加しました。
国土交通省は、平成29年3月までに未加入事業所ゼロ、被保険者レベルでは加入義務のある人の90%以上が加入することを目指しています。
既に、建設の現場では、「健康保険証を提示なき人は、現場入場させない」というところもあります。対策は刻々と進んでいますが、問題もあります。

建設業の下請け企業はほとんど中小企業。社会保険料の事業主負担は大きいものになります。それに加え、建設業は季節により業務の繁閑が激しい業種です。4月から6月は閑散期のところも多く、正社員として継続して雇用するのが困難な場合もあります。

ただ、社会保険の加入は従業員にとってはプラス。厚生労働省の調査では、社会保険に加入することによって、若者の建設労働者が定着したというデータもあります。

従業員の福利厚生面も含め、社会保険加入は必須条件なのです。

イラスト提供 イラストポップ

社会保険の加入相談は、東京都文京区の平倉社会保険労務士事務所まで