「かとく」の仕事
先日、ガイアの夜明けというテレビ番組で、過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)の仕事ぶりを取り上げていました。
かとくは、過重労働を行っている企業を摘発するためにできた労働基準監督官のチームです。東京労働局と大阪労働局にあり、全国にまたがる大企業を主な対象としています。

番組の中では、応援の捜査官(労働基準監督官です)を含めた会議や、令状をもって企業に入り段ボールに押収した資料を運び出す様子が取り上げられていました。まるで、東京地検特捜部や警視庁が行っている強制捜査のようでした。

実は「かとく」のメンバーに限らず、労働基準監督官には警察官と同じ捜査権があり、労働法令に違反者を逮捕することもできるのです。労働法令に違反するということは、それほど重大な事だということを物語っています。

番組で取り上げられていたのは、王手小売りチェーン店。飲食チェーン店のことも一部取り上げられていました。営業時間が長く、定休日がないような店舗は長時間・過重労働になりがちです。労働時間管理をしっかり行い、労働基準法や労使協定で定める範囲内での勤務をしていないと、企業は大きな打撃を受けかねません。

労働基準監督署の調査対応は、中央労働基準監督署近くの平倉社会保険労務士事務所まで