同一労働同一賃金に向けた助成金
平成29年になり、政府が「同一労働同一賃金」実現に向けた政策を打ち出しました。キャリアアップ助成金の中に、通勤手当や役職手当など、正社員と非正規社員に共通した手当制度を作った企業に助成金を支給するコースを新設するというものです。

キャリアアップ助成金とは、非正規社員を正社員にしたり、非正規社員の待遇改善を行ったりした企業に支給される助成金で、当事務所のクライアントでも利用しています。その中に、上記のコースを新設するというものです。

正規社員と非正規社員の手当てで一番差があるのが、出産祝金、結婚祝金、家族死亡慶弔金などの慶弔費関係だと思われます。このように、臨時的に支払われる手当も助成金の対象になるのかは、まだわかりません。

平成29年度からの実施予定、助成額は中小企業で40万円、大企業で30万円になる予定です。制度を社内規定に明文化すること、社会保険労務士などの専門家に制度設計を委託し、委託費用を支払うことも条件になりそうです。

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