元かとく担当官による研修
12月14日、昨年度まで過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)の担当官で、現在も労働基準監督署の最前線で監督官をやられている方の研修会に参加しました。

長時間労働撲滅の最前線で活躍している監督官の話によると、数年前までは監督・指導に入った企業でも、その場だけ、その事業所限りの改善で、経営トップも「売上至上主義」の方が多かったそうです。しかし最近は、長時間労働やそこから波及する業務災害などのリスクの重大さを認識し、本気で改善する、未然に防ぐ対策に力を入れる企業が増えているそうです。

「経営トップの意識が変われば、企業は劇的に変わる。」監督官のこの言葉が、とても印象に残りました。労働環境の改善は、やはり、経営トップの指示の元、全社的にやっていかなければ、うまくいかないのです。

ところで、この研修会は、私が所属する東京都社会保険労務士会文京支部が企画・運営しました。副支部長として、このの企画を聞いたとき、「超多忙のかとく監督官を呼ぶことができるのだろうか。」と思いました。ただ、若い社労士が努力奮闘し、研修の構成(講義+ディスカッション形式)を考え、質問1つ1つを練り上げ作っていきました。彼らの頑張りが、この研修会を成功させたことを、最後に記載させていただきます。

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