定年継続雇用延長へ
安倍首相は、今国会の所信表明演説で、65歳以上への継続雇用の引き上げについて言及しました。「未来投資会議」の中でも話が出ていたので唐突という印象はないですが、2020年の法案提出という具体的なスケジュールも出てきて、「いよいよ」という感じは出てきました。

高齢者雇用の面では、「70歳までの雇用を促すための計画の策定を、企業に義務付ける」ということも先週の日本経済新聞で取り上げられていました。
働き方改革の法律が成立した(実施は未だですが・・・・)あと、次は定年延長や継続雇用の引き上げが議論されていくのでしょう。

法律的な現状をいうと、2019年3月までは「希望者全員、原則62歳まで継続雇用、労使協定で定めた基準に達した人は65歳まで継続雇用」という段階です。「希望者全員、原則65歳まで継続雇用」の状態になるのは、2025年4月からです。
疎の状況の中、65歳以上への継続雇用の引き上げをするというのです。前回のように、「労使協定で定めた基準に達し人」という要件がつくかどうかはわかりません。

企業としては、65歳を超えても働ける環境づくりに着手しなくてはならない流れになってきました。元気な高齢者は沢山いますが、体力や健康に自信のない方もいます。そのあたりも考慮して、職場環境づくりをしなくてはなりません。

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