休み方改革でワーケーション
今日から祝日とお盆休みで9連休という人も多いのではないでしょうか。当事務所も18日までお休みをいただきます。

今年4月から始まった年次有給休暇5日取得義務もあり、最近は「休み方改革」という言葉をよく目にします。そして、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を合わせた造語、「ワーケーション」という言葉もよく目にします。

○ワーケーションとは
「ワーケーション」とは、文字通り、休暇中の旅先等で仕事をすることです。これを活用すれば、長期間の旅行や帰省がしやすくなり、まとまった休みが取りやすくなります。

○ワーケーションの活用例
例えば、10日間の日程で帰省をしようとします。土曜日、日曜日を入れたとしても、10日連続で休むと仕事が滞ってしまうので休みづらい。そんなときに、例えば、6日の有給休暇、間に2日に仕事をし、土曜日、日曜日を合わせれば10日になります。2日ある仕事の日は、テレワークの要領で帰省先(あるいは旅行先)で業務をこなしたり、帰省先(あるいは旅行先)の近郊で営業業務や調査業務などを行ったりすればゆいわけです。
10日間の帰省や旅行であれば、お盆の帰省ラッシュやUターンラッシュも避けることができるでしょう。

○ワーケーションの注意点
1つは、仕事と休暇の切り替えをしなくてはなりません。
ワーケーションの説明のところでは、わかりやすくするために、「休暇中の旅先等で仕事をする」と書きました。しかし、仕事をしているときは、休暇中ではありません。旅先にいたとしても、業務である意識を持って行わなくてはなりません。
もう1つは、労働時間管理や情報管理です。これはテレワークのときと同じです。
特に情報管理の面では、自宅ではなく旅先で業務をするわけですから、セキュリティーについては慎重に確認しなくてはなりません。

業種や企業風土によって、休み方はいろいろであってよいのです。自社で考え、社員がリフレッシュできるようにしましょう。

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