12月は「職場のハラスメント撲滅月間」です
厚生労働省では、12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、ポスター掲示などの広報活動や、シンポジウムなどを開催しています。
企業でハラスメントを撲滅するにはどのようにしたらよいのか、基本的対策をまとめてみました。

○経営トップが明確のメッセージを発信する
まずは、経営トップ、社長さんが、「うちの会社は、職場のハラスメントは許さない!」という方針を伝えることです。その方針のもと、全ての施策を行っていくのです。

就業規則に違反者の懲戒処分について記載します。それだけでなく、「会社は本気で職場のハラスメントを撲滅しようとしているのだ。」という姿勢が伝わらなくては不十分です。

対等なビジネスパーソンとして接する
ハラスメントの加害者は、被害者を見下してしまう傾向があります。自分より「下」だと思ってしまうから、つい人格に対する攻撃をしたり、理不尽な言動をとったりしてしまうのです。
部下でも後輩でも、「対等なビジネスパーソン」として接し、行動に対して注意するようにしましょう。

○定期的な研修
2020年6月より、大企業にはパワハラ防止策の制定が義務付けられます。その中に、従業員への研修が含まれています。もちろんやっていただくのですが、1回だけでなく定期的に行う必要があります。
研修をやってすぐは覚えていても、時がたてば忘れてしまうということはよくあります。たとう同じ研修であっても、数年に一度の頻度で行い、ハラスメントを起こさない職場を継続させることです。

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