部下に「お前」と言わない
パワハラ防止法が改定され、大企業では既に、中小企業も2022年4月までには、パワハラの防止策の制定や相談窓口の設置が義務付けられます。
法律上の防止策を実施することはもちろん必要ですが、そもそもパワハラが起きないようにしなくてはなりません。
そこで考えて欲しいのは、部下や後輩社員の呼び方です。
〇「お前」は不愉快
今でもたまに部下に対して「お前」と言っている人を見かけます。これまでの信頼関係から、「お前」と言われて気にしない人もいるでしょう。ただし、中には不愉快に思っている人や、ストレスを感じているひともいる事でしょう。そのような人のために、全員に対して、「お前」は使わないようにしましょう。
〇名前で呼ぶ
仕事の場面では、その人の名前で「○○さん」、「○○君」、「○○主任(役職)」と呼ぶべきです。名前を呼ばれることによって、「私の名前を憶えてくれた」、「一人の人として見てくれている」といった相手にポジティブな印象を与えることもあるでしょう。
急に 「さん」や「君」を付けるのが恥ずかしければ、「○○」と呼び捨てでも「お前」よりは良いです。
〇呼び方が変われば、口調も変わる
部下の失敗に腹を立て、「お前何やっているんだ、コノヤロー!」と怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。ただ、「○○さん、何をやっているんだ、コノヤロー」と言う人はまずいません。呼び方が変われば、そのあとの口調も優しくなるものです。
感情的なってきつい言葉を言わないためにも、「お前」はやめましょう。