コロナ後も続くものは
コロナ禍から2年が経ちました。今年のゴールデンウイークは緊急事態宣言もなく、移動の自粛要請もありません。まだまたコロナ前のようにはいきませんが、徐々に取り戻そうとしています。

コロナ禍で定着した者の中には、今後も続き、むしろそれが主流となりそうなものがあります。

〇在宅勤務
出社ができず半ば強引に始めた企業もあるかもしれませんが、環境さえ整っていたら、充分に活用できます。社員同士のコミュニケーション不足が問題に上がっていますが、zoomなどでの交流や、出勤と組み合わせた「ハイブリット勤務」にすれば、解消できそうです。

成果や効率が上がっているかは各社で検証する必要がありますが、効果があれば続けていくべきでしょう。

〇電子申請
資本金1億円を超える法人など、「特定法人」に該当する企業は、社会保険の報酬月額算定基礎届や賞与支払届、雇用保険の資格取得届、資格喪失届など、一部の手続きが電子申請で行う事が義務化されています。義務になっていない企業でももちらん電子申請は受け付けています。
そして、電子申請が可能な手続きが拡がっていることと、電子申請によるメリットも拡大しています。
例えば、36協定届(時間外労働休日労働に関する協定届)ですが、労働組合が無く、複数の支社や店舗を持つ企業は、それぞれの支社や事業所ごとに36協定届を作成し、それぞれを管轄する労働基準監督署に提出する必要がありました。これが電子申請をすることにより、労働組合が無い企業であっても、要件が揃えば、本社一括手続きで申請することが可能となりました。
また、健康保険証ですが、協会けんぽ加入の企業の場合、不備や記載間違いがなければ、電子申請してから概ね1週間以内に会社に届くようになっています。
中小企業であっても、業務の効率化、スピード化には電子申請は不可欠で、当事務所でも電子申請は重点的に行っていきます。

〇マスク着用
意外にこれも続くのではないかと思っています。マスク着用、消毒が浸透し、インフルエンザの感染が激減したと聞きました。コロナだけでなく、感染予防には効果があるのです。
実は私、コロナ前から冬場の外出時の際にはマスクを必ず着用していたのです。防寒にもなります。その結果、風邪にかかる回数が大幅に減りました。しかし、マスクを着けて人に会うのは失礼な感じがして、人と会う際、特に室内では外していました。マスク着用に慣れた今、コロナ後は外す機会が減るのではないかと思います。

5月7日の投稿は、お休みさせていただきます。

平倉社労士 東京都文京区の社会保険労務士 就業規則、雇用安定助成金