ただ、忙しいからと言って、働き詰めはよくありません。
しっかりと休みを取る事も、仕事のうちです。
そして、有給休暇を年間10日以上付与された人は、1年間に5日以上取得しなくてはなりません。
有給休暇を4月1日に一斉付与している企業では、1年間の期日が迫ってきました。
まだ年間5日以上取得していない人を把握し、確実に取得するようにしなくてはなりません。
〇取得率は上がっているけど・・・・
年次有給休暇の取得率は、上がってきています。
令和3年の取得率は58.3%となり、過去最高を記録しました。
平成31年4月から始まった、年間5日以上取得が浸透しているのでしょう。
しかし、未だに取得率は6割未満であり、言い換えれば、「権利の4割を使えていない」となります。
政府目標である取得率70%までは、まだ遠い状況です。
〇取得を増やすためには
「取れるようになったら取る」ではなかなか取得できません。多くの人が感じている事でしょう。
年(あるいは年度)の始めに、1年間の休暇取得計画を立てるのは有効です。
長く同じ仕事をやっていれば、この時期取れそうだ、というのは予想がつきやすいでしょう。
同じ部署内で希望を取りまとめて調整すれば、うまくいくかもしれません。
〇自分だけの祝日を作る
それよりお勧めが、休暇取得日を決めてしまい、毎年同じ日に休むということです。
1年に一回休暇取得日を決めるのでも迷うかもしれません。
しかし、毎年取得日が決まっていれば迷いません。その日に向けて仕事を調整していけばよいのです。
突発的な仕事が入るなど、ずっと同じ日は難しいかもしれませんが、基本は同じ日に取得するようにするのです。
誕生日や記念日。自分ではなく家族の日でもよいです。
以前、こんな話を聞いたことがあります。
「私はアメリカンフットボールが好きなので、毎年スーパーボールの日は有給休暇を取るようにしています。」
スーパーボールは、アメリカでは毎年2月上旬の日曜日ですが、日本時間では月曜日になります。
このように、自分だけの祝日 を作るのよよいでしょう。